私はこれまで左右一体型ワイヤレスイヤホンを使っていましたが、充電ができないことをきっかけに完全ワイヤレスイヤホンを購入しました。
この記事では、
完全ワイヤレスイヤホンを初めて使った目線での長所と短所、
1万円以下の完全ワイヤレスイヤホンの中で高い評価のSoundcore Life P3の購入レビューをします。
結論としては、完全ワイヤレスイヤホンはとても快適で、Soundcore Life P3は評判通りコスパに優れた高性能イヤホンでした。
最後まで読んでいただければ、完全ワイヤレスイヤホンを初めて購入する方やSoundcora Life P3の購入を検討している方の参考になると思います。
完全ワイヤレスイヤホンとは?
ワイヤレスイヤホンは、イヤホンの左右がコードでつながっている「左右一体型イヤホン」と、完全にコードがない「完全ワイヤレスイヤホン」があります。

左右一体型のイヤホン
デバイスからは独立していますが、左右のイヤホンは有線でつながっています。
リモコンはコードの途中についていて、マイクもリモコンに内蔵されています。
(マイクがついてないイヤホンもあります)

完全ワイヤレスイヤホン
コードが一切ないイヤホンです。
リモコンはイヤホンの左右に振り分けられています。
マイクはイヤホンに内蔵されています。
(マイクがついてないイヤホンもあります)
完全ワイヤレスイヤホンのメリット・デメリット(左右一体型と比較)
今や完全ワイヤレスイヤホンが主流になってきましたが、これまでコード付きのイヤホンを使っていた私からするとメリットだけではなく、デメリット(使いづらさ)を感じる部分もありました。
使い勝手を考えると、完全ワイヤレスイヤホン一択とはならないと思います。
〇かっこいい
見た目は完全ワイヤレスイヤホンが断然かっこいいです。
コード付きのイヤホンよりスタイリッシュだし、今どき感がありますね。
見た目の良さで、完全ワイヤレスイヤホンを選ぶ人は多いのではないでしょうか。
〇コードの煩わしさがない
左右一体型イヤホンでもスマホから分離しているだけでコードの煩わしさはあまりありません。
でも、完全ワイヤレスイヤホンならコードがどこかに干渉することが一切ないので、さらに快適になります。
スポーツをするときにもコードがぶらぶらしません。
左右一体型イヤホンはリモコンがコードの片側についているものがいいのですが、微妙にリモコン側が重いです。
普段はまったくきになりませんが、ジョギングをしているとわずかなバランスのずれが気になったりします。
左右一体型イヤホンだと、頭を左右に動かすと襟元に引っかかったり、マスクを付けたり外したりするときにイヤホンを一度外さないといけません。
×落としやすい
部屋の中なので問題ありませんでしたが、服を脱ぐときにイヤホンが引っかかって落としたことがあります。
私のイヤホンは「うどん型」なので、ひっかかりやすいかもしれません。
街で歩いている時や満員電車の中で落としたら拾えないのではないかと不安になります。
×少し外したいときに不便
買い物をして店員と話したりレジでやり取りをするときに、左右一体型だと首にかけておくことができますが、完全ワイヤレスイヤホンだと手で持っておくかポケットに入れないといけません。
Soundcore Life P3には外の音を取り込むモードがありますが、イヤホンを付けたまま会話をするのは失礼だと感じてしまいます。
×リモコン操作が不便
イヤホンのタイプによって違うとは思いますが、左右一体型イヤホンはコードの片側にリモコンがついています。有線イヤホンでもずっと片側リモコンを使っていたので操作性はいいです。
完全ワイヤレスイヤホンはイヤホン本体をタップして操作します。
Soundcore Life P3は左右のイヤホンでそれぞれコマンドが振り分けられているので、少し面倒だし、なかなか慣れません。
イヤホンの位置を直そうとして触ったときに操作をしてしまうこともあります。
完全ワイヤレスイヤホンを選ぶべき人は?
見た目だけではなく使い勝手も考えると、完全ワイヤレスイヤホンと左右一体型イヤホンどちらを選ぶか悩むところです。
・見た目のカッコよさで選びたい
・コードの煩わしさから完全に開放されたい
・移動中にイヤホンを一時的に外す機会が多い
・落下や紛失の不安を少なくしたい
実用性を考えると、左右一体型イヤホンが使いやすい、という人も多いかもしれません。
有線イヤホンも持っておいたほうがいい
便利なワイヤレスイヤホンですが、バッテリーがなくなったら使い物になりません。
急なオンライン会議でイヤホンをパソコンに接続しないといけないケースもあると思います。
ビジネスマンなら有線イヤホンを携帯しておきましょう。
【Soundcore Life P3】1万円以下で買える高機能・完全ワイヤレスイヤホン

私は音楽は好きですが、音質に関するこだわりは人並みだと思います。
2万~3万もする高級イヤホンは私には不要なので、1万円以下で買える完全ワイヤレスイヤホンを探してました。
そんな中、YouTubeなどで高評価を得ていたANKERのSoundcore Life P3を購入しました。
Soundcore Life P3のここがいい!
高級感のある見た目

私が購入したカラーは「オフホワイト」です。
オフホワイトは女性向けの色かと思いましたが、男性でも自然につけることができます。
日本人の肌の色に会うのかもしれません。
イヤホンの周りがシルバーで縁取られているので、安っぽさはなく高級感があります。
音質が良い
音質にこだわっている人には物足りないのかもしれませんが、私には十分すぎる音質です。
低音がしっかり響き、高音は少しクリアさが足りないかもしれません。
いわゆる「ドンシャリ系」の音質だと思いますが、不満を感じることはありません。
ノイズキャンセリングが良い
一番感動したのはノイズキャンセリングです。
ノイズキャンセリング初体験ということもあるのですが、ノイズキャンセリングをオンにしているとイヤホンを付けた瞬間に周りの音が静かになります。
特によかったのが飛行機に乗っている時。
飛行機内で聞こえるエンジン音や風切り音は、少し狭所恐怖症がある私は閉じ込められた感覚になりストレスを感じることがあるのですが、ノイズキャンセリングによってエンジン音や風切り音が聞こえなることでストレスを感じにくくなりました。
バッテリー持ちが良い
公式ホームページの情報によると、
イヤホン本体のみの再生時間…7時間
イヤホン本体+充電ケースの再生時間…35時間
2時間の再生に必要な充電時間…10分
ということです。
完全ワイヤレスイヤホンは左右一体型イヤホンと比較すると再生時間が短いといわれますが、これだけ長ければ十分です。
ケースに入れて持ち歩いている間に充電もできるのはうれしいです。
ウェブ会議や通話での利用も問題なし
仕事でウェブ会議や電話をする際に、Soundcore Life P3を使いました。
音声はクリアに聞こえます。自分の声が相手にどのように聞こえているのかがわからないので「問題なし」という程度の評価しかできないのですが、相手が聞こえづらい様子はありませんでした。
ノイズリダクション機能を搭載したマイクが片方に3か所、両方で6か所もついていて、クリアな音声を相手に伝えることができます。
ワイヤレス充電対応
充電ケースはワイヤレス充電に対応しています。
有線ではUSB-Cケーブルでの急速充電が可能です。
Soundcore Life P3の使用方法
操作方法は簡単で、直感的に使うことができます。
ただ、イヤホン本体をタップしてのボリューム操作や再生、停止は慣れるまでは使いづらいかもしれません。そんな時はスマホ側で操作したほうが早い時があります。
スマホやタブレットでSoundcoreのアプリをダウンロードすると、細かい設定の変更や使い方を見ることができるので、ダウンロードしておきましょう。

ペアリング
ペアリングはケースからイヤホンを取り出したらスマホやタブレットのBluetoothに「Soundcore Life P3」が表示されるのでタップして接続すれば完了です。
一度接続してしまえば次回からはイヤホンを取り出しただけでペアリングが完了します。
iPhoneやiPadなど複数の機器で接続した場合は、次に使う際には最後に接続した機器に自動接続されます。
接続を切り替えたいときはつながっている機器の接続を解除して、新たに接続したい機器で接続しなおすことになります。
装着テスト(アプリで操作)

アプリを使って、イヤホンがしっかり耳に装着できているか確認することができます。
最適な密閉感をテストしてくれて、耳に合っていないときはイヤーチップを交換して再度チェックをします。
イヤホンをタップしての操作

音量アップ、ダウン、次へ、再生/一時停止、モード設定などは左右のイヤホンをシングルタップ、ダブルタップ、2秒長押しで振り分けることができます。
デフォルトで設定されていますが、自分で機能を振り分けることが可能です。
これを覚えるのが少し面倒です。
また、イヤホンを触ったときにタップしてしまうことがあるのも面倒です。
モード設定(アプリで操作)


モード設定は「ノイズキャンセリングモード」、「外音取り込みモード」、「標準」があります。
さらに「ノイズキャンセリングモード」には「交通機関」、「屋内」、「屋外」の設定があり、「外音取り込みモード」は「全ての外音」、「音声フォーカス」の設定があります。
モード | 詳細 | 説明 |
ノイズキャンセリングモード | 交通機関 | エンジンや路面騒音などの低域の周波数を軽減 |
屋内 | カフェなどの室内空間で周囲の声や中周波ノイズを軽減 | |
屋外 | 外出先での周囲のノイズを軽減 | |
外音取り込みモード | 全ての外音 | 全ての外音が聞こえる |
音声フォーカス | 他の外音に比べて、音声(会話やアナウンス等)をよりはっきりと取り込む |
ノイズキャンセリングモード
交通機関、屋内、屋外の3モードがあり、それぞれわずかに聞こえ方が違います。
飛行機や電車に乗っていると交通機関モードにするとノイズキャンセリングが最も効果があります。
屋外、屋内モードだと少しエンジン音が聞こえて来る気がしました。
外音取り込みモード
外の音が聞こえるようになりますが、すこし曇った音になります。
イヤホンの音量が大きいと聞こえないので、外の音を聞きたいときは音量を控えめにする必要があります。
ボリュームを小さくしたら外の音が聞こえて当然と思うかもしれませんが、音が漏れ聞こえる感じではない聞こえ方がします。
イコライザー(アプリで操作)


イコライザーは「プリセット」と「カスタム」があります。
プリセットだけでデフォルト以外に20種類
普通に音楽を聴くだけならデフォルトで十分です。
デフォルトでも「Bass Up」モードがあり、低音を強調することができます。
カスタム
カスタムは正直、難しくてわかりません。
音楽に詳しくなければプリセットのイコライザーで十分楽しめます。
睡眠モード(アプリで操作)


睡眠の質を向上させるために、お好みのヒーリングサウンドをミックスすることができます。
雨の音や鳥のさえずり、風の音などを組み合わせてヒーリングサウンドを再生することができ、カウントダウンタイマーを設定できます。
しかし、イヤホンを付けながら寝られるのだろうか。
寝返りをしたらイヤホンが外れてしまいそうです。
イヤホンを探す(アプリで操作)

イヤホンがなくなったときにこの機能を使うと、イヤホンから音がでて場所を教えてくれます。
しかし、音が小さくてボリュームを最大にしてもなかなか聞こえません。
バックの中に入っていたら気づかないかもしれません。
パッケージと同梱物




充電ケースの中にイヤホン本体、USB-C to Cケーブル1本、イヤーチップ4タイプ(中間のサイズはイヤホンについています)、その他説明書等が入っています。
Soundcore Life P3ギャラリー








購入できる場所(お店では購入できない?*2022年5月現在)
2022年5月3日現在、家電量販店では購入できません。
家電量販店のネットストアでも販売がされていず、店舗に行っても「取り扱いがない」と言われました。旧モデルのSoundcore Life P2までは購入できます。
現時点ではAnkerの公式ページかAmazon、楽天市場などで購入することになります。
色が気になる方は買いづらいかもしれませんね。
Soundcore Life P2とも色合いが少し違うので、購入前に実物が見られないのは少し残念です。
まとめ
この記事では完全ワイヤレスイヤホンを初めて使用して感じた良かった点といまいちな点、そしてANKERの完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore Life P3」のレビューをしました。
完全ワイヤレスイヤホンはイヤホンを使用するシチュエーションによっては必ずしもお勧めできるものではありませんが、見た目も含め、多くの方は欲しいイヤホンではないでしょうか。
そして、ANKERのSoundcore Life P3は1万円以内で買える完全ワイヤレスイヤホンとして、とても満足度の高いイヤホンと言えます。
音質にかなりこだわる方はより良い選択肢があるかもしれませんが、
・強いこだわりがなければ音質は満足できるレベル
・充電ケースで充電しながら利用すれば35時間も使用できる
・音声通話もできる
・ノイズキャンセリング機能がある
・豊富なイコライザーパターン、カスタマイズもできる
・ワイヤレス充電も対応
これらの機能を考えれば十分に価値があるイヤホンです。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になればうれしいです^ ^
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