単身赴任の部屋探し|札幌の部屋は「地下鉄沿線」&「駅から徒歩5分以内」がおすすめ(その他の条件も紹介)

単身赴任の始め方

札幌で単身赴任生活が決まり部屋を探す時、どの駅にしようか悩みますね。
おすすめは「地下鉄沿線」と「駅から徒歩5分以内」です。

他にも「低層階はおすすめしない」、「西向き窓の物件はNG」。
その理由をお伝えします。

JRの駅よりも地下鉄沿線が良い理由

JRは遅延が多い

JRは遅延が多い理由

・なぜか信号機トラブルやポイント故障がたまにある
・シカによくぶつかる
・冬は大雪で列車が止まる
・大雨や台風に弱い

JR北海道は何かとトラブルが多くて列車の遅延がよくあります。
大雪で冬にトラブルが多いのはなんとなく理解できますが、夏でもシカにぶつかったり、台風で運休するのは珍しくありません。
その度にJR札幌駅は人でごった返します。

その点、地下鉄の遅延は滅多にありません。(先日、謎の漏水で地下鉄の駅に大量の水が流れて運休してましたが…)

真冬にホームで列車を待つのは寒すぎる

列車が到着するまでストーブのある構内やホームの待合室で待っている人が多いですが、列車が到着する数分前はどうしても外に立っていないといけません。
吹雪の時、ホームの屋根がない場所で電車の待つのはたとえ数分でも道外からきた人にとっては過酷です。

地下鉄利用のメリット

・列車の遅延トラブルが少ない
・冬でも寒さにさらされない
・サラリーマンはすすきので飲む機会が多いので便利(特に南北線)

コロナ渦の時代になり、飲み会は激減(私の会社は全くなくなりました)が、基本的には札幌での単身赴任生活は飲み会が多いです。
道外から出張で来た取引先の人たちはすすきので飲みたいですから、何かにつけてお誘いを受けます。
忘年会や歓送迎会シーズンは毎日すすきのに「通う」週があっても珍しくありません。
そんな時、南北線沿線に住んでいたら帰りがとても楽です。

すすきのから歩いて帰れる駅はどこまで?

私の勤めている会社だけじゃないと思いますが、道外から来た取引先の人たちと飲みに行くと終電がなくなっても平気で飲み続けます。
取引先の人たちは飲み会がメインで(そうじゃない人も多いはずですが)、すすきの周辺のホテルを予約しているので帰る時間なんか気にしません。

そんな時はタクシー代を出してくれる時もあったり、自腹でタクシーで帰る時もありますが、時には歩いて帰ります。
酔い覚ましに歩いて帰るなら1.5kmぐらいは歩けませんか?

すすきの駅から1.5kmの駅

JR札幌駅…1.4km(徒歩約20分)
地下鉄南北線中島公園駅…750m(徒歩約9分)
地下鉄東西線バスセンター駅…900m(徒歩約12分)
地下鉄東西線西11丁目駅…1.3km(徒歩約17分)

札幌駅方面まではずっと地下道を歩けますが、夜遅くには閉まってしまいます。
夏だったら夜風に吹かれながら大通り公園を抜けてぶらぶら歩くのは気持ちいいです。

大繁華街のすすきのから自宅まで歩いて帰れるなんて!都内に住んでいて渋谷、新宿、東京駅から歩いて家に帰れる人なんて滅多にいないですよね。
これぞ単身赴任の特権です。

歩いて帰れる距離にいるから飲み会を中座する理由がない、と言われればそうなんですが。
単身赴任で札幌にいたらそれだけで飲み会を断る理由はなくなってしまいますので、どうせなら帰りやすい場所に住めると良いです。

駅近=駅から徒歩5分以内!

東京に住んでいたら駅から徒歩10分以内なら十分近いし、15分でも頑張って歩きます。
でも、札幌に住むなら徒歩5分以内を強くおすすめします。

駅から徒歩5分をおすすめする理由

・真冬はとんでもなく寒い
・吹雪いた時に歩くのが怖い
・凍結した路面が信じられないほど滑る

マフラー、耳当て、手袋の完全武装なら寒さはなんとかしのげますが、時にマイナス10℃を下回る気温で10分も外を歩いたら凍えてしまうどころではありません。
北海道の他の土地に住んでいる人たちはマイナス20℃ぐらいになる場所もあるので「札幌程度で何言ってるの」と言われそうですが、寒い土地に住み慣れていない人間にとっては生命の危険を感じるぐらい寒いです。

吹雪いたときはさらに厳しさが増します。
そして凍結路面。転倒不可避と思うぐらいにツルッツルに磨かれた道を歩くのは本当に怖いです。
特に歩道よりも横断歩道。
車が通ることでピカピカに磨かれた道路を運転手に見られながら横断して、転んだらかっこ悪いです。
札幌駅北口の交差点なんか、スケートリンクみたいになっている時がありますよ。

冬は滑りづらい靴を買って履くと思いますが、そんなの関係ないぐらい滑ります。

と言うわけで、駅近=5分以内
駅から徒歩10分のところに住んだら、「なんでそんな遠くに住んでるの?」と言われます。

ちなみに、私は地下道から地上に出て屋根のない道を自宅まで歩く距離は約100m。会社も地下道を出て外を歩くのは約20m。それでも外を歩くのは札幌生活で4年目の冬を迎えた今でも怖いです。

その他、部屋探しの際に気にしたいポイント

管理人がいるマンション

管理人が在住してくれるマンションの方が色々な面で安心ですね。
ただ、今回おすすめしたいのはそう言った理由ではありません。

管理人がいるマンションをおすすめする理由

入り口の雪かきをしてくれるから

北海道の天気予報では「朝の雪かき予報」をしてくれます。
雪がたくさんん降った朝、1軒家では雪かきをしないと出かけられません。
最近は降雪量が少なくなった札幌ではありますが、一晩でくるぶしより上まで積雪があるのは珍しくありません。

豪雪地帯で知られる岩見沢に住んでいる同僚は、1階の窓が開かなくなるくらい雪が降って2階の窓から家を出てまずは玄関前を除雪する時があるそうです。
さらに、年に数回「家のまえがホワイトアウトしてて家を出られない」と電話がかかってきます。
信じられない話しですが、どうやら本当のようです。

札幌でそこまでになることはないですが、管理人がいるマンションだったら朝の雪かきをしてくれるのできれいに雪かきされた玄関から出かけることができます。
除雪作業がなければ冬の北海道の厳しさの半分以上は解消できる気がします。

家族で転勤してきた同僚はマンションの住人同士で当番を決めて除雪しているようです。

5階以上の部屋

5階以上の部屋がおすすめの理由

・冬、真夜中に稼働する除雪車の音がうるさいから
・洗濯をベランダ干しする場合、雪解け時期は雪はねで洗濯物が汚れそう
・エアコンがない家だと夏は窓を開けないと寝られないですが、低層階だと防犯上心配&外の音が気になる。

冬つながりですが、雪がたくさん降った日は夜中に除雪車が稼働します。
かなり大きい音を出して除雪作業をするので低層階に住んでいたら目が覚めてしまうかもしれません。
私は5階に住んでますが、それでも「ガガガガッ!」という音は結構聞こえます。

あまり高い階に住むと災害時に苦労するのでおすすめできませんが(胆振東部地震の際のブラックアウトを経験しているので余計気になります)、低層階もなるべく避けた方が良さそうです。

私の部屋はベランダに物干し竿をかける場所がなく一年中、浴室乾燥機能を使っているのですが、ベランダに干す場合、雪解け時期の雪はねが気になりそうです。
北海道の道路は柔らかいのでワダチができやすかったり、除雪の影響で道路がボコボコのところが多く、大雨や雪解け時期は車からの水はねがすごいです。
幹線道路沿いに住むなら、できるだけ低層階は避けた方が良さそうです。

最後の理由は、夏。
我が家はエアコンがないので夏は窓を開けて寝ます。
低層階だと防犯上心配ですね。
また、短い夏を楽しみたいのか酔っ払いが夜遅くまで騒いでいることがあります。
暑苦しくて寝られないだけでイライラが募っているのに、酔っ払いがうるさい日はイライラがMAXになり、怒鳴ってやろうかと思ってしまうぐらいです。(怒鳴ったことはありませんが)

5階に住んでいてもうるさいですから下の階の人はもっとうるさいでしょうね。
駅近物件=飲み屋が近いので要注意です。

と言うことで低層階は避けた方が無難です。(夏の問題はエアコン付きの部屋で解決しますが)

エアコンがない部屋なら西向きの窓は避けて!むしろ北向きがいい。

私の後輩の部屋は幹線道路沿いで西側に窓があります。
お察しの人もいると思いますが、西陽が照り付けることで会社から帰った時に部屋は蒸し風呂のようになっているそうです。
週末、部屋にいる時は地獄だそうです。

午後から部屋が暑くなったら夜もなかなか室温が下がりません。

その点、私の部屋は窓が北向きなのでまだマシです。
さらに向かいに高い建物があるので直接陽が当たる時間は少ないですが、それでも真夏は耐えられない暑さです。
北向きの窓でも辛いんですから後輩の辛さは想像を絶することでしょう。

冬はどうせ室内で暖房を効かせていますから北向きの窓でも寒さの心配はほとんどありません。

北国を初めて経験する人は冬の寒さを心配しても夏の暑さを軽視しがちだと思いますが、気をつけるべき夏の暑さです。

まとめ|単身赴任なら好立地優先で、夏と冬のことも考えて部屋選びを!

いろいろ要望事項が増えてしまうと部屋探しが難しくなってしまいそうですが、これを読んでいただいて何を優先させたらいいのか参考になれば嬉しいです。

札幌で4年間単身赴任生活をしている私の意見としては「地下鉄駅沿線」「駅から徒歩5分以内」「低層階は避けて」「エアコン付き」でしょうか…。

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