凍結路面で転倒の恐怖から解放される、頼れるアイテム
札幌生活が5年目になり、5回目の冬を迎えますが、積雪後の凍結路面は何年たっても怖いです。
まだ転んだことはありませんが、年に1度や2度はヒヤッとする経験があります。
靴につけるスパイクを毎年買おうか悩んでいたのですが、ついに買うことにしました。
滑り止めのスパイク購入を考えている人は参考にしてみてください。
使用目的
街中で使用する目的で買いました
我が家は100mちょっとで地下道に入れるのですが、最近、早朝にスポーツジムに行くようになりまだ地下道が空いていない時間は外を歩くしかありません。
20分くらい歩くので凍結路面を恐る恐る歩いていたら時間がかかってしまうため、安全性と時短を目的に購入しました。
モンベル|スノースパイク
・2022年1月現在の価格は税込2,090円
・サイズは1サイズのみ
・収納用のスタッフバック付き

写真の上部が爪先側で下がかかと側です。

収納するとコンパクトに収まります。
防水性がある袋ではないので使用後は雪や氷を払ってしまいましょう。心配な方はジップロックやビニール袋があると安心です。

スパイクはアイゼンのように先が尖っている物ではなく、ピンのような物が7個ついています。
高さは2〜3mmぐらいでしょうか?

尖っていないのに凍結路面でしっかりグリップしてくれるのかという疑問をショップのスタッフに投げかけたら「けっこうしっかりグリップしますよ」と自身ありげだったので購入を決意しました。
装着感はしっかりしている
主にスノーブーツで使っていますが、仕事用の革靴とスニーカーにもつけてみました。
スノーブーツへ装着

私の靴のサイズは28センチですが、問題なく装着できました。
装着は爪先側を先に引っ掛けてからかかと側をひっかけます。
爪先側が少し硬いですが、バンドが通ってしまえばかかと側はそれほど力は要りません。

だいたいこのぐらいの位置に装着すれば歩きやすいです。
イージースパイク装着 未装着
スパイクがある分、かかとが少し上がります。

上部からみた爪先側。バンドはできるだけ奥まで取り付けた方が安心です。

かかと側。しっかり留まっているので簡単に抜ける気はしません。
冬の札幌ではよくこのような滑り止めが道端に落っこちていますが、バンドが緩い物だと外れてしまうかもしれません。装着するのが少し大変ですが、あまり安くてゴムが薄いものは避けた方が良さそうです。
革靴へ装着
普段の通勤では使わないですが、出張に持って行ったら場所によっては活躍するかもしれません。

革靴にも問題なく装着できました。
かかとがしっかりしていると抜けそうにないですね。
スニーカーに装着
雪が積もったばかりだとスニーカーを履くことはないですが、圧雪路面や凍結路面ならアウトドア用のスニーカーを履くことがあります。

装着はできるのですが、靴が柔らかいので爪先側のバンドで靴にシワができています。
これだと圧迫感を感じてストレスですね。

脱着は簡単
装着は少し力がいるので靴を脱いだ状態で装着したいですが、脱ぐ時はかかとがわのつまめる部分を摘んでかかと側を外した後、爪先側に回して引っ張れば靴を履いたままでも簡単に外せます。

使ってみたら効果絶大!
雪が降った数日後、ツルツルになった路面で使用してみましたがしっかりとグリップしました。
アイゼンのように鋭く氷に刺さる感覚ではなく、「ゴリゴリッ」と氷に食い込む感じです。
歩き方にはコツが必要です
ピンがついている部分で着地して、蹴る!
当然といえば当然ですが、普通はかかとから着地して爪先で蹴ると思います。
普通の歩き方をするとピンが全くない場所から着地するので当然滑ります。
ソロリ足のような歩き方、もしくは少し前のめりで足全体でドスドス歩くイメージです。
慣れてしまえば普通なら避けて通りたいツルツルの凍結路面でも全くストレスなく歩くことができます。
使用上の注意
積もったばかりの雪の上では効果なし
フカフカの雪の上ではグリップさせる必要がないので効果は感じません。
雪の下が氷の場合でも雪が詰まってしまうと効果は下がってしまいます。
あくまでも凍結路面に特化したアイテムだと思います。
アスファルトは歩きづらい
しっかり除雪をしてくれている道路やロードヒーティングができている道路の上を歩くと「ボリボリっ」といいながら歩くことになります。道路を削ってしまうのでとても気が引けます。
できればそういった場所では脱いだ方がいいのですが、凍結路面が大半の場合は申し訳ないと思いながら出来る限りそっと歩きます。
建物の中では使わないように
建物の床を傷つけてしまうので脱ぎましょう。
私の家からスポーツクラブまでは駅の構内を抜けるのですが、これを履いている時は回り道をして駅のなかを通過しないようにしています。
登山では使わないように
街中のちょっとした坂道ぐらいなら問題ありませんが、登山の傾斜だと不安です。
ピンが覆っている範囲も狭いですからしっかりと歩けないです。
登山で使うことは絶対にやめましょう。
イージースパイクはこんな人におすすめのアイテム
北海道の人は雪に慣れてるから転ばないだろうと思っていたら、意外に転びます。
慣れているといってもシーズン初めは久しぶりの雪道なので転ぶ人も多いし、車の事故も少なくありません。
特にご年配の方は受け身がちゃんと取れずに後頭部を強打したり、手首を骨折するケースが珍しくありません。
私は観光業界で働いているのですが、今年は1週間で3件お客様の転倒事故の報告があり(みなさん北海道民です)後頭部強打1件、骨折1件で骨折のお客様は手術が必要になりました。
いずれもご高齢の方ですが、普通に歩いていて転倒してこの怪我なので凍結路面は油断できません。
装着が少し面倒なので全ての方に必須のアイテムではありませんが、心配な方は持っていても損はないかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
スノースパイクを購入しようか悩んでいる方にこの記事が参考になれば嬉しいです。
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