ダイエットの基礎知識|基礎代謝と摂取カロリー、PFCバランスとその管理方法

単身赴任の自炊
shin
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ダイエットのための基礎知識と食事内容の管理方法についてお伝えします。

はじめはちょっと面倒ですが、慣れたら食事管理しないと気持ち悪くなりますよ。

自己紹介

趣味はボルダリング。
ボルダリングは痩せている方が有利なのでダイエットは永遠の課題です。
40代に突入し体重が減りづらくなったので、2020年から食事管理を開始!
1年で2〜3kgの減量に成功し、今も継続しています。
スポーツクラブでのトレーニングも開始し、40代をすぎても体づくりができていることを実感しています。
一時的に一気に体重を落とすのではなく、ずっと健康的なカラダでいられるための持続可能な食生活やトレーニングについて私の実体験をお伝えしていきます。

ご注意

ここで紹介している内容はあくまで一般的に言われている内容や私の場合です。
参考にしていただきたいのですが、どれが向いているかは人それぞれです。
ご自身の体質に合わなければ無理に制限しないでアレンジをしてください。

ダイエット生活を始める前に知っておく3つのこと

絶対知るべき3つのこと

①自分の基礎代謝

②1日の消費カロリー

③PFCバランス

①基礎代謝と②消費カロリー

基礎代謝とは

人間が生命活動を維持するために必要なエネルギー。

一日中家でダラダラしていても消費するエネルギーのことです。

ダイエットをする際にも、基礎代謝を下回る食事量はNGです。

基礎代謝の調べ方

ネットで「基礎代謝 消費カロリー」と調べましょう。

基礎代謝と消費カロリーを計算してくれるサイトが見つかります。

基礎代謝は「身長」「年齢」「性別」「体重」を入力すると算出されます。

摂取カロリーはさらに「活動レベル」を入力すると1日の消費カロリーが算出されます。

下のリンクをクリックすると簡単に計算してくれるサイトにジャンプします。

基礎代謝量
消費カロリーについて

消費カロリーは基礎代謝に運動レベルごとの係数を掛けて算出されますが、その係数が様々で調べるサイトによって出てくる結果が違います。

どれが正解かは難しいのですが、まずはどこかのサイトで調べて基準値を設定し、食事量と体重増減の推移を見ながら自分の適正な摂取カロリーを探していきましょう。

(参考)私の基礎代謝

1,732kcal

消費カロリーは基準が様々なのですが、一般的な係数で算出してみます。

私の消費カロリー

①活動量「少ない」 基礎代謝×1.2=消費カロリー 2,078kcal

②活動量「普通」  基礎代謝×1.7=消費カロリー 2,944kcal

③活動量「多い」  基礎代謝×2 =消費カロリー 3,469kcal

脂肪1kgあたりの消費カロリー

脂肪1kgあたりの消費カロリー

7,200kcal

1ヶ月で体重(脂肪)を1kg落とすには…7,200kcal÷30日間=240kcal

1ヶ月で体重(脂肪)を2kg落とすには…14,400kcal÷30日間=480kcal

これを消費カロリーから差し引いた量のカロリーを摂取すれば理屈的には体重が減ることになります。

私の目標値

運動量「普通」なので消費カロリーは推定2,944kcal

摂取カロリーの目安は2,944kcalー480kcal=2,464kcal

毎日厳密には全然守っていません。
3,000kcalぐらい食べる日もあれば2,000kcalぐらいで済んでしまう日もあります。

お腹の空き具合や運動量に応じて、無理のない範囲で調整しています。

その結果、1週間で1kg〜2kgぐらい減量が進む週もあれば、同じぐらい増量する時もあります。

PFCバランス

3大栄養素

①Protein(タンパク質)

②Fat(脂質)

③Carbohydrate(糖質)

これらをバランスよく摂取することを「PFCバランス」と言います

それぞれの栄養素の適切な摂取量

一般的な目安はあるのですが、これは本当に難しくて語り始めると終わらなくなってしまいます。
また、どの栄養素を増減させるとダイエットが進むのかはその人の体質によって違うので、まずは一般的な数値をベースにして食事をして体重の推移を気長に見ていく必要があります。

ダイエットの過程においてPFCバランスは変化していきますので、体重が落ちにくくなった時にはそれぞれの摂取量を変えることも必要です。(摂取カロリーの変更が必要な場合もあります。減らすだけではなく、時には増やす必要もあります)

P(タンパク質)

・普段運動をしない人でも「体重×1g」は最低必要と言われています。

・運動習慣がある人は「体重×1.2〜1.5g」

・ハードなトレーニングをしている人は「体重×1.5〜2g」

*ボディビルダーなどは体重×3g以上摂取する選手もいます。

タンパク質の摂取量は運動量を目安に固定させます。

問題は脂質と糖質です。

どちらを減らすのが向いているのかは脂質制限ダイエットなのか、糖質制限ダイエットなのかで大きく変わってきます。

F(脂質)

一般的には体重×1g

そのほか、摂取カロリーの20〜25%というように全体の摂取量の何%としている人もいます。

脂質制限ダイエットの場合は上記の基準で脂質の摂取量を決めて、残りの必要な摂取カロリーを糖質で摂取する方法になります。

C(糖質)

タンパク質と脂質の摂取量を決めた場合は、残りの必要摂取カロリー

糖質制限ダイエットをしている人は制限度合いにもよりますが、日常の食生活に影響がない範囲なら摂取カロリーの40%程度が良いと思います。

徹底して糖質制限をする場合は20%以下と言われている事が多いです。

各栄養素の消費カロリー

タンパク質、糖質 1gあたり4kcal

脂質 1gあたり9kcal

*それぞれの重量は食品そのものの重さではありません。
 例えば白米150g中の糖質量は55.2gです。

(参考)私の場合

私は運動をするので糖質制限ではなく脂質制限をしています。

・摂取カロリーの目安 2,464kcal

・タンパク質 体重75kg×1.5g=112.5g×4kcal=450kcal

・脂質 摂取カロリーの20%(2,464kcal×0.2)=492kcal÷9kcal≒55g

・糖質 残り(2,464kcal-450kcal-492kcal)=1,522÷4kcal≒380kcal

実際には糖質はこんなに摂取しない日が多くて300〜350kcalぐらいです。

その分タンパク質が多い時がほとんどです。

脂質は多くなりがちなので、脂質を多く摂取した日はタンパク質か糖質で調整します。

どうでしょうか?

意外に食べれると思いますか?少ないと思いますか?

ご飯150g(糖質55.2g)はお茶碗軽く1杯分です。
糖質380gだとご飯7杯ぐらい食べられます。
糖質300gでもご飯5.5杯分ぐらいです。

大盛り(200g)の糖質量は73.6gなので3食ご飯大盛り1杯食べても糖質221gです

ご飯以外にも糖質は含まれているので注意が必要ですが、糖質の少ないおかずを食べればご飯は結構食べる事ができます。

糖質摂取にパンやパスタはあまりお勧めしません

パンやパスタも糖質源ですが、小麦粉に含まれるグルテンが食欲を増進させる作用があるのであまりお勧めできません。

パンにはバターもたくさん入っているので種類によりますが脂質が多くなったり、塩分を摂りすぎたりします。お惣菜パンは脂質が特に多いので満腹感が少ない割に高カロリー、高脂質なので要注意です。

摂取カロリー、栄養素の管理方法

アプリを活用

日々の食事量の管理は専用のアプリを利用します。

初めのうちは面倒ですがこまめに登録して実際の食事の満足感と摂取カロリー量を体感しましょう。

登録をしているうちにどんな食品やメニューがどれぐらいのカロリー、栄養素なのかがなんとなくわかってきます。

そうなったら記録をサボっても極端に体重が増えることはなくなってきます。

おすすめアプリ

あすけん

食事内容を登録すると摂取カロリーを計算してくれます。

PFCバランスも表示されます。

目標体重と1ヶ月の減量スピードを設定すると1日の目標摂取カロリーとPFCバランスを出してくれます。

一般的なメニューや市販の食品も多く登録されています。

自分で栄養素を入力したりレシピを作ることもできます。

無料でも利用できますが、有料のプレミアムプランだとより便利に使えます。(月額480円、半年1,900円、1年3,600円)しばらく使ってみて、本気でダイエットしていこうと思ったらプレミアムプランがおすすめです。(私はプレミアムプランに登録しています)

自炊で食事量を把握するためにキッチンスケール(計り)を買いましょう

ご飯1杯150gと言われてもはじめはどのぐらいの量かわかりません。

キッチンスケールを買って重さを計りましょう。

これも続けているうちになんとなくどのぐらい食べているかわかるようになり、外食した場合でもご飯の量を見て「これは180gかな?」と感覚的にわかるようになります。

キッチンスケールの選び方

・1.5〜2kgまで測れる

・1g単位まで測れるもの

・0クリアできるもの


シンプルなものが使い勝手が良いです。
0.1g単位まで測れるものもありますがあまり細かい単位まで測れると神経質になり過ぎてしまいます。お菓子やパンを作る時は厳密に重さを測らないといけないみたいですが、ダイエットようにはそこまで厳密じゃない方がいいです。
多少オーバーしても気にしないぐらいの気持ちで測りましょう。
おすすめはTANITAのキッチンスケールです。

これでダイエットの基礎知識と準備は完了!

いきなり自炊を徹底するのが大変な人はとりあえずアプリを使って普段どのくらいカロリーを摂取していて各栄養素をどのくらい摂取しているのかを把握するところから始めましょう。

食事記録をしていると、脂質をかなり摂取していることに気づくはずです。

特に外食やコンビニ弁当が多い人は目標値よりも相当脂質を摂っているはずです。

私は目標値の倍〜それ以上の脂質を摂っていた事がわかりました。

それでは痩せるはずがありません。

もしかしたら、多くの人が脂質を抑えるだけでダイエットが進むかもしれません。

ただし、脂質を抑えるのは本当に難しいです。

どうしても自炊をしないとコントロールしづらい事がわかると思います。

これでダイエット生活の第一歩を踏み出せます。

この知識を知ってしまうと、コンビニでお弁当やお菓子を買う時に栄養成分表を見ずにはいられなくなります。

そして、どの食品もあまりの脂質の多さに絶望してしまう事でしょう(笑)

あまり神経質にならず焦らず、気長にダイエットをしていきましょう!

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