札幌単身赴任|冬の帰省事情

単身赴任生活

ドキドキの帰省

月1回のペースで東京に帰省しますが、冬の帰省はいつもドキドキ。

理由は、雪の影響で電車も飛行機も時間通りに出発しないことが多いからです。

8年ぶりの大雪になった札幌

今年の札幌は私が住み始めてから最も積雪量の多い年になりました。

8年ぶりの大雪ということで町中に背の高さよりも高い雪の山が積み上げられています。

車は至る所で雪に埋もれ、タイヤを取られてスタックしています。

ちょっと裏道に入れば凸凹の道。除雪が追い付かずに道幅も狭くすれ違うのも怖いです。

JRは運休の連続

大雪になるとJR(地元の人は「汽車」と言います)はすぐに止まります。

2月上旬の大雪では札幌近郊のJRは丸2日完全運休でした。

道産子の私の同僚は「昔のJRのCMを見せてあげたいよ!”雪にも強いJR”ってアピールしてたぞ!」とぼやいていました。

JRは主力の千歳〜札幌間の除雪を優先してそれ以外のエリアは後回しにされるので、札幌より北の江別や岩見沢方面はしばらく陸の孤島となっていました。

高速バスも運休

岩見沢から来ている同僚は高速バスを利用して通勤しているのですが運休のため会社に来れません。

何とかバスに乗ったある日、札幌市内に入ったところで岩見沢行きの最終バスの案内をされてそのまま引き返していきました。午前10時前に最終バスが出発するという異常事態です。

札幌市内の道路は大混雑

札幌市内の道路は除雪が追い付かずに走れる車線が減って大混雑。

ある高速道路の出口付近は2時間で300mしか進まないこともあったようです。

先ほどの高速バスで通っている同僚はバスもJRも運休したある日、自家用車で会社まで来ましたが普段1時間かかる道を5時間半もかけてやってきました。

帰りはどうなったのか聞いていませんが、気の毒に感じます。

その後、その同僚は数日間自宅でリモートワークになりました。

ホテルに宿泊する同僚も

「家に帰ったら明日会社に来れるかわからない」と言って数日間ホテルに宿泊する同僚もいます。

仕事が繁忙期に差し掛かっていてどうしても出勤しないといけないのです。

幸か不幸か今年は雪まつりが中止になったためホテルも激安で泊まれるようですが、例年のように冬の観光が繁忙期に差し掛かっていたらホテル代も高額になっていたことでしょう。

こんな状況での帰省大作戦

大雪の影響が続く週末、3連休を使って帰省します。

ここを逃すと4月まで帰れなそうなので何としても帰りたいのです。

新千歳空港までは車で行くことにしました

JRの運行状況を見ているとかなりの間引き運行。

快速エアポートも1時間に1〜2本の運行予定。

今年の大雪による運行計画を見ていると、ホームページで運行予定になっていた快速エアポートも間際で運休になったり、運行しても定刻通りに進まないこともあるので信用できません。

帰りもどうなるかわかりません。

ここ数回の帰省では羽田から出発する飛行機が毎回遅延しました。

加えて快速エアポートも遅延する可能性もあります。

場合によっては新千歳空港に大幅に遅延して到着し、空港内で一夜を明かさないといけない可能性守ります。

いろんなリスクを考えてマイカーで空港まで行くことにしました。

車で行くと新千歳空港についてから札幌の自宅に戻るまでかなり時間がかかるので嫌なのですが、帰れないことを考えたら仕方ありません。

朝4時30分に自宅を出発

前日は10時過ぎに寝ました。寝坊しないように緊張しているのか24時前に一度目が覚め、そのあとは3時に目が覚め、3時30分には起床しました。

飛行機の出発は8時。4時30分に出発したら空港まで2時間かかっても大丈夫。

高速道路は札幌南まで除雪作業のため閉鎖されているようなので下道で空港に向かいます。

道路脇は雪の山ですが道路に雪は積もっていません。

ブラックアイスバーンに気をつけながらも順調に走ることができました。

車の温度計はマイナス17度を表示。車のドア窓は曇ってカリカリに凍っています。

空港では安い駐車場を利用します

空港直結のA・B駐車場は1日1,600円、3日停めたら4,800円もかかってしまいます。

ガソリン代も高いので少しでも節約したい私は、いつもは空港周辺の民間駐車場を利用しています。民間駐車場からは空港までの送迎バスで移動します。

今回はC駐車場を利用しました。

空港から少し離れています。送迎バスも出ていますが万が一の時は歩いても移動できる距離です。

値段は1泊500円。数日停めるドライバーに人気のようでなかなか停められないと聞きましたが、朝早かったので駐車することができました。

しかし、順調すぎて到着したのが5時40分。送迎バスの1便目の出発は6時30分です。

空港まで歩いて10分掛からないので徒歩で向かうことにしました。

マイナス10度以下の中歩くのはなかなかキツいです。

上着は極暖のフード付きダウンジャケットを来ているので全く寒くないのですが、足下と指先が寒いです。特に指先は痺れる寒さでした。

あとは無事に飛行機が飛んでくれるのを待つばかりです。

冬の北海道は自然に抗えない

札幌に転勤してきて、冬の厳しさを実感します。

「雪が降ったらどうしようもない」そんな気持ちになります。

交通機関が遅延してもこんなに雪が降ったら仕方ないよね…と思わざるを得ないほどたくさんの雪が降っています。除雪作業をする人たちも大変だと思います。

東京でのんびりと過ごした後はまたドキドキしながら札幌に向かいます。

無事に帰れることを祈るのみです。

*この時の帰省は東京も雪。東京についてからの交通機関の運行状況も不安な帰省になりました。

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