新型コロナウィルス感染拡大により仕事が激減し、自宅待機の日々を送りました。
リモートワークではなく計画休業です。
ときには2週間に1回勤務になった時もありました。
仕事があって当たり前、という常識がこんなに簡単に覆されるとは思いませんでした。
環境の変化に戸惑いつつ、どんな過ごし方をしていたのか、今後同じことが起こったらどうして行こうか、自分なりの考えを書いてみたいと思います。
2020年1月からの出来事と勤務状況
出来事 | |
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2020/2/28 | 北海道、緊急事態宣言 |
2020/3/19 | 北海道、緊急事態宣言解除 |
2020/4/7 | 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、兵庫県、福岡県に緊急事態宣言 |
2020/4/16 | 全国に緊急事態宣言 |
2020/5/4 | 緊急事態宣言の期間延長 |
202/5/14 | 8都道府県を除く39県について緊急事態宣言を解除 |
2020/5/21 | 大阪府、京都府、兵庫県の緊急事態宣言を解除 |
2020/5/25 | 全国の緊急事態宣言解除決定 |
2021/1/7 | 東京都と神奈川、埼玉、千葉に緊急事態宣言を再発令 |
2021/1/13 | 緊急事態宣言(栃木県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、福岡県) |
2021/3/21 | 緊急事態宣言解除決定 |
年月 | 出勤状況 |
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2020/4 | 8日勤務 |
2020/5 | 3日勤務 |
2020/6〜8 | 通常勤務 |
2020/7 | 計画休業1日 |
2020/8〜9 | 計画休業1日 |
2020/10 | 通常勤務 |
2020/11 | 通常勤務(週1日の在宅勤務) |
2020/12 | 計画休業4日 |
2020/1 | 前半は通常勤務。後半計画休業8日 |
2020/2 | 5日勤務 |
2020/3 | 1週目2日勤務。その後通常勤務 |
これでも出勤は多い方で、アシスタント業務をしている社員は2021年1月〜3月も週1〜2日勤務。
アルバイト社員は2021年1〜2月は出勤ゼロでした。
計画休業とは
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で売り上げが減少した事業者が休業手当を支給して従業員を休ませた場合、政府がその費用の一部を助成する「雇用調整助成金」を受け取るための休業で、自宅待機が基本となります。
・社員は自宅待機
・仕事があれば翌日でも出勤を命じられるので帰省もできない
・定期的に会社から貸与されたスマホで会社のメールを確認する
計画休業中の過ごし方
2020年4〜5月
空虚な時間を過ごした2ヶ月間
4月は週1〜2日勤務、5月は3日しか勤務していないのでほぼ自宅待機でした。
急な出来事だったので、空いた時間に何をしたらいいかわからない。
できるだけ規則正しい生活を心がけていましたが、なんだか虚しい日々でした。
計画休業中は帰省したり旅行に行くことはできないので、ほぼ自宅にいました。
趣味のボルダリングも一時ジムが休業したので行けませんでした。
スポーツクラブは営業していたので週3日ぐらいはトレーニング。
食料品の買い出しは週2回ぐらい。ほとんど自炊。
週末になったらバイクでツーリング。
Amazonプライムで映画をたくさん観ました。
4〜5月だけで35本の映画を観ました。
1日が終わっても充実感がありません
早寝、早起きを心がけ、定期的に運動して、食事管理もしっかりしていますが1日が終わったときに充実感がありません。
仕事のために単身赴任で家族と離れて生活しているのに、仕事もなければ家族にも会えない。
自分は何のために一人で生活しているんだろう?
仕事を失うかもしれない危機感
会社は大損害ですが、すぐに倒産するような財務状況ではないものの、もし倒産して食を失ったら自分はどうなるんだろうという危機感を覚えました。
・40歳を過ぎて転職なんてできるのだろうか。
・今と同じ生活水準を保てるだろうか。
3ヶ月間給与カットされ、ボーナスもカット、残業代もなくなったので年収はとんでもなく落ち込みました。
妻と共働きのため生活は維持できていますが、申し訳ない気持ちです。
2020年12月〜2021年2月
勉強をした2ヶ月半
8月以降は仕事も回復し忙しい日々を送っていましたが、12月下旬から2度目の大きな仕事の激減。
再び週1〜2日勤務になりました。
前回と同じような生活を続けたらまた空虚な時間を過ごしてしまうので、何かをしないと、と感じていました。
生活費や生命保険の見直しをしないといけないと思い、本屋に行ってこんな本を見つけました。
お金に関する様々なことが書かれていて、生活費の見直し方法、生命保険の見直し方、老後に向けてどのくらいのお金を持っておくべきなのかを学ぶことができました。
たまたま見つけて手に取ったのですが、それからというもののお金に関する勉強を始め意識が大きく変わってきました。
筆者はYouTubeも配信しているということなので、観始めました。
毎日更新されているのでそれからずっと観続けています。
この本を手にしたおかげで、2回目の長期計画休業期間は充実したものになりました。
・YouTubeでお金に関する勉強をする
・自己啓発に関する本を読んだり、YouTube動画を視聴する
・格安スマホに変える
・自宅のポケットWi-Fiを楽天アンリミテッドに変え1年無料にする
・保険の見直しをする
・つみたてNisaを始める
・1ヶ月で簿記3級の資格を取る
今まで全く勉強をしてこなかったからやるべきことが多かっただけなのですが、お金に関することだけではなく仕事をする上での考え方や将来のことについて勉強しました。
通信教育で簿記3級の資格も取りました。
40過ぎて今更、という内容ばかりですが、やらないよりはずっとマシです。
学ぶことによって知らないから不安になることが少しずつ解消してきました。
勉強をしてわかったこと
・会社が倒産して失業したら再就職は容易ではない
・今からお金に関する知識を身につけ行動に移せば遅くない
・仕事以外に学ぶべきことがたくさんある
ちょっと学んだぐらいで「もういつでも転職できる!企業もできる!」とはなりません。
むしろ、危機感が強まりました。
危機感が強まったことで、今から自分ができることを行動に移して行こうと思うようになりました。
今の状況をチャンスに変えたい
給料が激減していますが、生活は維持できているのでまだ幸せな方です。
2回目の長期休業期間中は1ヶ月間は毎日2〜4時間、簿記の勉強に費やしました。
自己啓発の勉強もしたので、仕事の取り組み方やものの考え方を学ぶことができました。
学んだことで仕事や生活が激変したり、いきなり転職や企業ができるような奇跡も起こりませんが自分の考え方や気持ちの持ち方は大きく変わった気がします。
いくつになっても勉強は必要ですね。
自分が今まで学んでこなかったことを悔やみつつ、若い時からたくさん勉強をしている人を改めて尊敬します。
また同じように長期で仕事がなくなる期間があれば、新しい勉強をしていきたいと思います。
とりあえずは簿記3級を取得したので、2級でしょうか。今も少しずつ勉強していますが3級に比べてボリュームが多く、仕事も再開したので計画休業中のようなペースで勉強できていません。
仕事があると、やっぱり仕事を理由にして他のことに手がつけられなくなりますね。
意思を強く持つことは大変なことだと、仕事が再開してから感じています。
同じような環境にいる人へ
同僚の話を聞いていると毎日ずっとテレビドラマを見ていたり、だらだら過ごして久しぶりに見たらぷっくり太っている人もいました。
いきなり訪れた環境の変化だし、これまでずっと仕事を頑張ってきているのでこんな生活も悪くないと思います。
私も始めの長期計画休業期間はそうでした。
でも、仕事の忙しさで今までやってこなかったことや、やりたくてもできなかったことを実現させるチャンスでもあります。
学ぶことで「知らないから不安になる」という状況が少しずつ減っていきます。
たかだか2ヶ月ぐらい勉強しただけで偉そうなことを言えませんが、2ヶ月勉強しただけでも変化を感じられていることは事実です。
「サラリーマンは安定している」「頑張って働いていけば少しずつ給料が上がる」という時代は終わったかもしれません。
サラリーマンも逆境を乗り越えられる術を身につけたいですね。
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