私は札幌で単身赴任生活6年目を迎えています。
単身赴任先の部屋はエアコンがついていない賃貸物件で、最初の4年はエアコンなしで過ごしました。
札幌は本州と比べて気温も湿度も低く過ごしやすいですが、真夏の数週間はエアコンなしで過ごすのは相当厳しいです。
そんな中、エアコンなしで4年間どのように過ごしてきたのか、私の実体験をご紹介します。
結論としては、エアコンなしで真夏を乗り越えるのはかなり辛いです。
5年目にエアコンを取り付けてからはまるで別世界のように快適な夏を過ごせています。
健康面の理由からエアコンなしの生活は推奨できません。
しかし、エアコンをつけられない事情がある方もいらっしゃると思いますので、そのことを前提にお読みいただければと思います。
エアコン以外で涼しさを得るためのアイテム
部屋を涼しくするためにエアコン以上に優れたアイテムは見当たらないのですが、暑さを乗り越えるアイテムはいろいろあります。
扇風機
暑くなってくると扇風機が突然売れ始めます。
手頃な価格帯の商品はあっという間に売り切れるので、暑くなる前に早めに購入しましょう。ネットで購入するのもおすすめです。
・羽が大きいもの
・真上を向くもの(冬はサーキュレーターとして利用できる)
・室内干し用の除菌機能があるもの
などがおすすめです
扇風機は必須アイテムです。
とにかく風を送って涼しくしましょう。
自宅にいるときは窓を全開にします。
マンションのように窓が少ない部屋なら、玄関のドアも空けて風が抜けるようにします。
ドアのチェーンやU字ロックをかけてペットボトルに水を入れてドアの間に挟み、少しだけドアを開けておきます。
真夏の間は扇風機の風量は常に最強にしています。
外出から帰ってきたときは家の中が蒸し風呂のようになっているので、涼しさを得るためにはしばらく風を回しておく必要があります。
防犯上お勧めしませんが、真夏の間は窓を開けたまま会社に行っていました。
札幌は深夜になれば涼しくなることが多いので、23時を過ぎるころには眠れるぐらいには涼しくなります。
寝ている間は扇風機の風を直接体に当てないようにして、ずっと扇風機を回しています。
窓も開けっ放しです。
これでも、真夏の数日間は暑さが厳しく眠れない日があります。
私の部屋は札幌駅から近く、周りに飲み屋も多いので窓を開けていると深夜まで騒いでいる人の声がうるさくて眠れない日がありました。
北海道の人は夏になると外で過ごしたがるので、余計に騒がしさを感じます。
凍らせたペットボトルを扇風機の前において冷風を送る
あまり効果を感じなかったのですが、凍らせたペットボトルを扇風機の前において冷風を送ってみたこともあります。
部屋全体を冷やすことはできませんが、体の近くに扇風機を置けばわずかながら涼しい空気が流れた気がします。
効果が薄く、毎回ペットボトルを凍らせるのが面倒なのであまり続きませんでした。
アイスノン
就寝時は首元、足首、わきの下などを冷やすと暑さを和らげることができます。
アイスノンは2個使って、頭と足首に置いて使っていました。
アイスノンは冷えすぎるとかえって眠れなくなるのでタオルで冷たさの調整が必要です。
凍らない柔らかタイプが快適です。
単身赴任先の冷蔵庫は小さくて冷凍スペースも限られています。
大きなアイスノンを2個冷やしていると、冷凍食品を入れるスペースが少なくなってしまうので、普段から冷凍庫に食べ物をたくさん保存している人はアイスノンを冷やすスペースを確保するのに苦労するかもしれません。
ニトリの冷感寝具・Nクール
冷感寝具はニトリ以外にもたくさん販売されていますが、手ごろな価格で買えるのでニトリで揃えました。
敷きパット
ベッドで寝ているとマットレスにこもった熱が体に伝わり暑くて眠れません。
冷感マットレスがない間は床で寝ていた時もありました。
Nクールのマットレスはヒンヤリしていて快適です。
ただ、寝ている間に体の熱が伝わるので冷たさは長続きしません。
それでも冷感マットレスが無いよりは全然マシです。
寝返りをうち冷たい場所を確保しながら寝ていました。
タオルケット
Nクールの毛布は触り心地もさらさらしていて快適です。
暑いからと言って何もかけずに寝ると汗が体にまとわりついて不快です。
真夏はおなかに布団をかける程度になりますが、肌触りの良いタオルケットだと心地よく眠ることができます。
枕カバー
アイスノンを使うほどではない時期は冷感枕カバーを使います。
ネッククーラー
起きている時はネッククーラーが活躍します。
私は冷凍庫で冷たくして何度も使えるタイプを利用していましたが、電動のネッククーラーもあります。
首元を冷やすと涼しさを感じやすいので積極的に利用すると良いでしょう。
検討したけど導入しなかったアイテム
エアコンほどは冷房機能がなくても、冷たい空気が送れるものがないか検討しましたが、結局買わなかったものがあります。
冷風機や窓に取り付けるエアコン
・価格の割に冷房機能が弱そう
・部屋全体を冷やすことができない
・排水ドレンや排熱ダクトの設置など意外と面倒そう
真っ先に思いついたのは冷風機です。
ネットで調べてみると「あまり涼しくならない」「うるさい」など効果があまり期待できないようです。
価格も微妙に高いし、単身赴任が終わったら使い道がないので、それならば多少費用がかかってもエアコンを取り付けたほうがいい、という結論に至りました。
食べ物で体を冷やす
冷たいものを食べすぎるとおなかを壊すので気を付けなければいけませんが、冷たい食べ物で体を冷やすのも効果的です。
シャーベット系のアイスが効果抜群ですが、栄養のことも考えたら生野菜(きゅうりやトマトなど)やフルーツでビタミン補給しながら体を冷やすのもおすすめです。
最後の手段は…ホテルやサウナに宿泊
色々と手を尽くしても、どうしても眠れない日があります。
暑くて眠れない日が続くと仕事のパフォーマンスも落ちてくるので、限界を感じたらホテルやサウナに宿泊していました。
エアコンが自宅に無いときは年に1〜2回はホテルやサウナに泊まっていました。
最も暑い時期は8月上旬。この時期は観光シーズンなのでホテルの空き状況も少なく、宿泊代金も高くなります。
早めに部屋を確保して、キャンセル料が発生するギリギリのタイミングまでホテルを利用するか検討できるようにしたほうがいいです。
旅行サイトの割引サービスがあれば積極的に利用しましょう。
ホテルに宿泊するとエアコンが効いているので熟睡できます。
宿泊設備のあるサウナならさらにリラックス効果が高まります。
札幌のサウナ施設ならおすすめは「ニコーリフレ」(男性専用です)。
北海道のサウナの聖地の一つで、ロウリュがあり熱波師による熱波を浴びることもできます。

週末はキャンプツーリングに行きます
週末になったらバイクに乗ってキャンプツーリングに出かけます。
キャンプ場は場所によっては夜は寒いぐらい気温が下がります。
夏でも焚き火が気持ちい気温の中過ごすことができるので、真夏でも快適に眠ることができます。
ただし、2021年シーズンは例年になく暑くて、キャンプで寝苦しい夜を初めて体験しました。
まとめ
エアコンなしで真夏を乗り切るためのアイテムや過ごし方などを、4年間、札幌でエアコンのない部屋で過ごした実体験をもとにご紹介しました。
色々と手を尽くしましたが、やはりエアコンにかなう冷房手段はありません。
エアコンなしで過ごすのは体力的にも精神的にもかなり消耗するのでお勧めできません。
最近は在宅でのリモートワークをする企業も増えてきたので、エアコンのない自宅で仕事をするのはほぼ不可能だと思います。
それでもエアコンを設置できない部屋に住んでいる方は、さまざまな工夫をして猛暑を乗り越えてください。
思い切って夏の間はホテル住まいするのもいいと思います。
今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました^ ^
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