「本当はこの仕事は好きじゃない」「他の仕事をしたい」
転職するまでは考えなくても会社内の違う部署で働きたいと思いながらモチベーションが上がらない人がいる中で、希望の仕事内容ではなくても高いモチベーションを持って働いている人がいます。
やる気が出ない人に話を聞いてみると、やりたい仕事ができていないことよりも、職場環境が悪いことでストレスを抱え、モチベーションが下がっている人が多く見られます。
やりたい仕事じゃない、は言い訳?
会社に勤めている人で、本当にやりたい仕事ができている人はどのぐらいいるでしょうか。
私自身、今の仕事が「本当にやりたい仕事か」と聞かれるとそうではありません。
そもそも、本当にやりたい仕事が何かをはっきりと答えられません。
「この仕事よりは、あの仕事の方がいい」といった程度の「やりたい仕事」の選び方をしている人が多い気がします。
「隣の芝は青く見える」ということですね。
そんな人は、その仕事を担当したところで、他の仕事のいい所に目を向けてしまうでしょう。
一番大事なのは職場環境
そして、今の仕事が嫌、と感じている多くの人が、仕事内容そのものよりも、職場環境が嫌と感じている人が多いです。
一番は人間関係、他にはオフィスの環境(狭い、空調が悪い、遠い)も影響してきます。
職場環境が良ければ多少、本意でない仕事でも楽しくやりがいをもって取り組めるはずです。
「必要とされている」と感じられているか
やりがいに通じることですが、自分の仕事、存在が誰かに必要とされているかを実感しながら仕事ができる環境が大切です。
「誰がやっても同じ仕事をしている」、「自分がいなくてもこの仕事は回っていく」、そう感じてしまうとやる気はおきません。
仕事をリタイアした後に、安い給料、もしくはボランティアで仕事をされている人はおそらく「誰かに必要とされている」という感覚を得たいと思っている人が多いのではないでしょうか。
やりがいを持って働くために必要なこと
やりたい仕事じゃなければやりがいを持って働くことができないということはありません。
自分の仕事に真剣に向き合えば、やりがいも目的も持って働くことができます。
私自身、心がけていることも含め、どんな考え、気持ちの持ち方が必要なのか
仕事の目的を理解する
自分の担当している仕事にはどんな目的があり、何のために(誰のために)働いているのかを理解することが大切です。
仕事には目標があり、目標達成のための手段が今の仕事内容なんだ、と考えていけば日々の仕事に意味があるのか、改善すべきことは何かを考えることができます。
目的が見えずに仕事をしていると、日々の仕事そのものが面白くないとやりがいを見出せなくなります。
会社員がやっている仕事の多くは単調でつまらないものかもしれません。
でも、その先に何があるのか理解できれば1つ1つの仕事も真剣に取り組めるし、仕事のやり方も変えていくことができるでしょう。
職場環境を良くする努力をする
従業員にできることは限られていますが、仕事仲間に声をかけたり、労ったりする気持ちを持つことが大事です。
それなりの立場にいる人なら、オフィスの設備や空調環境なども整えてあげる必要があります。
節電のために暖房や冷房の温度を制限しているところもありますが、それによって従業員が不快な思いをして生産性が下がっては意味がありません。
仕事仲間を尊重し、敬意を持って接する
一番大切なことは仲間を尊重する、敬意を払うことです。
日々の仕事に感謝して、「あなたのおかげで助かっている」という気持ちを伝えることが1番のモチベーションアップにつながります。
嫌な仕事でも、皆に感謝されて頼られていれば積極性も出てきます。
嫌な仕事を押し付けてられていると感じた時点で、やる気を失います。
まとめ
社会人にとって、本来やりたい仕事ができないことは当たり前で、多くの人は配属された職場でベストを尽くすことが求められています。
その中で、自分自身でモチベーションを上げるためには、仕事の目的を理解して、会社や社会に対してどんな貢献をしているのかを理解することが必要です。
そして、一緒に働く同僚も同じようにモチベーションを上げてもらうには、一人一人を尊重し、必要とされていることを意識できる環境を整えることが大切です。
仕事に忙殺されると、ついつい自分のことばかり考えて、他の人を思いやる気持ちがなくなっていきます。
そんな状態が続くと職場の雰囲気が悪くなり、逃げ出す言い訳として「この仕事は自分の仕事じゃない」と思う人が出てきます。
仕事に嫌気がさして辞める人が出てくると、人手不足になり余計に職場環境が悪くなります。
反対に、一人一人が尊重されて必要とされていると実感できれば職場環境が良くなり、チーム全体がやりがいを持って目標に向かって進むことができるでしょう。
そうなれば、やりたい仕事かどうか、というのは二の次になり、今の仕事にやりがいを持って全力で取り組む人が増えてくるはずです。
今の仕事を全力で取り組んでいれば、そのうち本当にやりたい仕事を担当することができるのではないか、と思いながら日々の仕事を頑張っていきたいものです。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました^ ^
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