涼しい札幌でも真夏の1〜2週間はエアコンなしでは耐えられない!!

単身赴任5年目が確定したときにまず思ったのが「またあの暑さを耐えるのか…」ということ。もうエアコンを取り付けるしかない!
単身赴任の家探しをする際にエアコンがない部屋が多かったのと、「札幌の夏は本当に暑いのは1週間ぐらいだからそこだけ我慢すれば大丈夫だよ」と同僚に言われていたのですが、年々暑さが厳しくなり1週間でも寝られない日々を過ごすのは本当に大変でした。
年に1〜2日は宿泊できるサウナや安いビジネスホテルに泊まって暑さを凌いでいたのですが、お金がかかることなのでホテルを予約するかをいつも悩んでいました。夏の札幌は観光シーズンなのでうかうかしていると安いホテルの部屋は満席になってしまいます。こんなことをいつも悩んでいると仕事も手につかず精神的なストレスになっていました。(そんな大袈裟な…と思うかもしれませんが、家に帰って猛暑の中過ごすことを考えると仕事中も憂鬱でたまりません)
単身赴任生活がどれだけ続くか分からないのでエアコンの購入を悩んでしまいますが、もし私のようにホテルで暑さを凌ぐことを考えたら安いエアコンを購入してもそれほど差額がないですね。(そもそも初めからエアコンがついている部屋を借りるのが一番なのですが…)
寝られないと仕事のパフォーマンスも落ちるし、健康面でも良くないので4年間我慢してきましたがエアコンを取り付ける決断をしました。
ここでは賃貸物件にエアコンを取り付ける際の注意点などもお伝えしていきます。
賃貸物件にエアコンを取り付ける準備
エアコンが取り付けられるか確認をする
まずは部屋の構造的にエアコンを取り付けられるかを確認する必要があります。
エアコン用のコンセントの有無
配管用の穴の有無
これらがないと電源の確保や壁に配管用の穴を開けることで取り付け工事に追加費用がかかり、部屋を退去する際の現状回復費用も増えてしまいます。

管理会社に取り付けの可否を確認する
賃貸物件なので勝手に取り付けるわけにはいきません。事前に管理会社にエアコンの取り付け可否を確認しましょう。
現状回復費用を確認する
賃貸物件の場合、退去の際に「現状回復」が必要です。エアコンを取り付けると壁に穴が開くわけなので通常の退去費用に加えて現状回復費用が増えます。
事前にはっきりとした金額を聞くことは難しいかもしれませんが、おおよその金額は教えてくれますので退去時に「予想より現状回復費用がかかった」ということがないように確認をしておきましょう。
退去のときに「言った」「言わない」のトラブルは避けたいものです。はじめに電話で問い合わせをした場合でも、その後にメールを送って内容の確認をしておきましょう。
取り外し費用とその後の処理について確認しておく
取り外し費用はネットでエアコン取り付け業者のホームページを見ると、大体5,000円以内で収まりそうです。
また、取り外した後のエアコンをどうするかを考えておきましょう。リサイクルショップに売るか、帰省先の家でエアコンがついていない部屋に取り付けるか、知り合いに譲るか…など。
私は実家から通っている同僚に譲ることにしています。北海道ではまだまだ自宅にエアコンがない家がたくさんあるんですね。
エアコンの購入
取り付けについて確認が済んだら、いよいよエアコンの購入です。
だんだん暑くなってくるとエアコン需要が高まります。みんなが欲しいときに買おうとすると安いエアコンが売り切れていたり、取り付けまでに時間がかかってしまいます。
札幌の家電量販店も7月ぐらいになるとエアコンや扇風機のコーナーは人で群がっています。どちらかというとエアコンより扇風機の方が需要が高いので、扇風機を買う際も早めに買っておきましょう。
まだまだ「夏は扇風機で乗り越える!」という人が多いらしく、扇風機の方が品切れになっていることが目立ちます。私自身、単身赴任1年目に扇風機を購入した際は需要のピークで手ごろな扇風機がことごとく品切れになっていて困った経験があります。さすがに扇風機もないと夏を過ごすのは過酷です。
実店舗よりもネットショップの方が安いエアコンが多い
私はまず札幌駅周辺にある「ビックカメラ」と「ヨドバシカメラ」にエアコンを探しにいきました。
ヨドバシカメラはネットショップでは8畳タイプで5万円代のエアコンがありましたが、店舗では10万円を超えるエアコンしか見当たりませんでした。
ビックカメラでは5万円代のエアコンもありましたが、それは「冷房専用」でネットショップで見ると冷暖房対応で同じぐらいの価格もしくはそれより安いエアコンがありました。
私の部屋の暖房は「蓄熱式暖房器」という暖房で、シーズンになったら24時間付けっぱなしになりずっと暖かいのですが急激に暖めることができず、真冬は寒さを感じることがあります。
また、春や秋には朝晩だけ寒いので暖房が欲しいのですが、スポットで暖房をオンにできないので、光熱費に無駄を感じてしまうことがあります。
できれば冷房専用ではなくて、せっかくなら冷暖房が使えるエアコンがいいです。
費用は「エアコン本体」+「取り付け費用」
エアコンは本体に加えて取り付け費用が別途かかります。取り付け費用は標準で大体10,000〜12,000円です。配管用の穴あけ加工、配管パイプのカバー、室外機の取り付け方法、3階以上のマンションでエレベーターがない場合の搬入などは追加で費用がかかります。
詳しくは各家電量販店で見積もりを出してもらいましょう。ネットでは購入の際に必ず詳細をチェックする欄があるので金額を把握することができます。
私はヤマダ電気で購入したのですが、ネットで取り付け方法を選択した際に「取り付け見積もりを依頼する」という項目があったので念のため見積もりを依頼しました。
実際に部屋に来てくれて状況を確認してくれます。ものの2〜3分で確認作業は終わりましたが、取り付け当日に問題があったり追加費用を請求されることがなくなるので、不安な方は見積もりを依頼することをお勧めします。
エアコン本体 ¥53,113
取り付け費用 ¥10,466
合計金額 ¥63,579
*エアコンは8畳用の富士通ゼネラル AS-B25K-W ノクリアBシリーズ エアコン(主に8畳用)です。年式としては2年ぐらい型落ちですが、この金額ならお手軽だと思います。
型落ちのエアコンの場合は販売店によって在庫が違うので、色々なお店を探してみてください。
私が探した時はビックカメラとヨドバシカメラではこのスペックでこの価格より安いエアコンはありませんでした。

ちなみに、僕が買ったエアコンは寒冷地仕様じゃないので札幌の真冬では暖房は使えないそうです。使ったとしてもほとんど暖房効果はない、と設置してくれた方が言っていました。でも、春や秋の寒い時期には重宝します。ちょうどエアコンをつけてこの記事を書いているのは4月25日ですが、みぞれが降って気温は5度ぐらいまで下がっているので設置早々助かっています。
エアコン設置当日
設置当日は家にいるだけで特になにもすることはありません。
8畳用ぐらいの小型エアコンなら、設置スタッフ1人で手際良く取り付けてくれます。所要時間は40分ぐらいでした。

まとめ
・まずはエアコンが設置されている物件を探しましょう
・エアコンがなければ将来的にエアコンが設置できるかを確認しましょう
・部屋を借りた後にエアコン設置を検討する場合は必ず管理会社に設置の可否を確認しましょう
・退去時にはエアコンを外して現状回復する必要があります
・退去時の現状回復費用も確認しましょう(概算で教えてくれます)
・退去する際にエアコンの処理について考えておきましょう
・エアコンを選ぶ際はネットショップもチェックしましょう
コメント