通信速度重視なら断然固定回線。外出先で使うならポケットWi-Fi…だけど、そもそもパソコンはどうする?
単身赴任ではノートパソコンを買って、ネット環境は外出先でもノートパソコンを使えるようにポケットWi-Fiで決まり!
札幌への転勤が決まった時、こんな風に考えていて特に深く考えずネット環境はポケットWi-Fiを契約しました。確かにノートパソコンの機動力を生かすならポケットWi-Fiじゃないと意味がないのですが…。
そもそも、単身赴任先でのパソコンはデスクトップがいいのか、ノートがいいのか?
そこから考えてみる必要があります。
そして光回線とポケットWi-Fi。
月々のランニングコストとしてはポケットWi-Fiの方が安いのですが、それ以外に注意すべきポイントがあります。
通信速度の安定性、通信制限、初期費用、解約料です。
事前に知っておかないと使えない通信、想定外の費用がかかります。
この記事をさいごまで読んでいただければ、パソコン選びとネット環境を整える際の参考にしてもらえるはずです。
デスクトップPC、ノートPCのメリット・デメリット
デスクトップPC
使い勝手で言えばデスクトップの方が断然有利ですね。
画面が大きいので動画を見るのも快適です。
モニターとキーボボードの距離も取れるので自宅でパソコンを利用する頻度が高ければデスクトップの方がストレスなく利用できると思います。
ただ、単身赴任生活ではテーブルを作業用と生活用(食事用)として兼用するケースが想定できるのでテーブルのスペースを占領するし、邪魔な時にどかせないのという点で機動力に欠けます。
自宅にパソコンがある場合は、単身赴任が終わってパソコンが2台になると置き場所に困る場合はデスクトップを選ばない方がいいかもしれません。
まだ使えるのに捨てるのはちょっともったいないですよね。
ノートPC
デスクトップと真逆のメリット、デメリットです。
持ち運びができるので帰省するときに持って帰って作業を続けることができますし、仕事と兼用している際には出張にも便利です。部屋の中でも移動できるので、その点では使い勝手がいいです。
テーブルが1つしかない場合でも食事の時は脇にどかせば邪魔にならないです。
単身赴任が終わったら自宅で自分専用のパソコンとして利用できるし、置き場所にも困らず、静かに作業ができる場所に移動して使えるのが単身赴任終了後のメリットです。
反面、画面が小さいので動画を見たりテレビと兼用している場合は快適性に欠けます。
操作を快適にするにはマウスやテンキーを買い足す必要があります。仕事で使うときにはテンキーがないと何かと不便です。
キーボードとモニターを離して使えないので、どうしても覗き込む姿勢になって背中が丸まってしまい猫背になってしまいます。
そもそもパソコンを持ち運びするのか
スマホがあれば日常生活に不便はないし、これまでの生活でノートPCを持ち歩く生活をしていなければ単身赴任だからといって生活スタイルが変わることはありません。(仕事の特性が変われば別ですが)
「ちょっと作業をするかも」と思って持ち出してみても、特に目的がなければ結局使わないし、ちょっとした作業なら外出先や帰省先でやらなくても困ることはありません。
実際、私もはじめのうちは何度か帰省するのにノートPCを持ち帰りましたが、重たいしあまり使わないので持ち帰らなくなりました。どうしても必要な事態が起こらないのです。持って帰ったからには使わないと、と思ってもひとりの時間が少ないし、せっかくの家族との時間に一人でパソコン作業をする気にもなりません。
4年間の単身赴任生活で部屋で邪魔にならないからノートPCを買って正解だったけど、持ち運びができるというメリットはほとんど活かせていません。
単身赴任先では持ち運びの有無よりも、パソコンを置くスペースによってどちらにするか考える。
単身赴任が終わって自宅に帰るときに自分用として使うならノートPCの方が便利。
単身赴任後のことも考えたらノートPCが正解かもしれません。
今は在宅ワークの人も多いと思うので、部屋の中で静かな場所に移動して作業できますよね。
ネット回線は通信速度重視なら固定の光回線、ノートPCを持ち運ぶならポケットWi-Fi。あとは費用とデータ利用量の問題。
求める通信速度はどのぐらい?
ポケットWi-Fiに比べて光回線はだんぜん早いです。
私の帰省先は光回線を引いていますが、通信速度も安定していてテレビでYouTubeやAmazonビデオを観ていても全くストレスがありません。
パソコンで動画を編集してYouTubeにアップロードする際も快適です。
一方、ポケットWi-Fiは通信速度がかなり不安定です。時間帯によっては通信速度が極端に遅くなってかなりストレスを感じます。特にアップロードの速度が遅いです。
LINEのビデオ通話をしていても画面や音声が遅延するのはおそらく単身赴任先のネット環境によるものだと思います。
とは言え、YouTubeに頻繁に動画をアップロードしたり、4K画像を観たりオンラインゲームをしなければポケット通信速度についてはWi-Fiで十分ですけどね。
データ容量にも注意
光回線はデータ制限なし。ポケットWi-Fiは制限なしでも、制限がある。
光回線が1日のデータ使用量も月額のデータ使用量も上限がありません。
ポケットWi-Fiは月額のデータ使用料が無制限でも1日のデータ使用料や3日間でのデータ使用量に制限がかかります。
ポケットWi-Fiの通信制限についてはパンフレットやホームページに注意書きとして小さく書かれているだけなのでしっかりチェックしてください。
ポケットWi-Fiは契約期間に縛りがある
最近ではスマホの利用期間縛りがなくなってきましたが、ポケットWi-Fiはいまだに契約期間に縛りがある場合がほとんどです。2年契約が多いです。
契約期間中に解約をすると高額な解約手数料を請求されるケースが多いので、通信量に不満があっても簡単には乗り換えられません。
ポケットWi-Fiを利用するなら自分のデータ利用量を把握しておく必要があります。
でも、単身赴任を始めるのにそんなの分からない人も多いと思います。
僕の経験から、ネットで動画を毎日観る人は3日間15GBだと足りなそうです。
僕は楽天アンリミテッドの1年間無料キャンペーンのときに前のWi-Fi契約で解約料を取られましたが、楽天が1年間無料だったから早々に乗り換えました。
光回線にしたいなら部屋選びからチェック
マンションに光回線が引かれていても自分の部屋で使うには別途工事が必要な場合があります。何年住むか分からないのに高い工賃を払うのはもったいないですね。
光回線を利用したいならインターネット無料(家賃に含まれている)で既に光回線が部屋に引かれている物件を探しましょう。
単身赴任の家賃を会社が負担してくれるなら光回線が引かれていることで家賃が若干高くても個別にネット回線を準備することに比べたらお得ですよね。
ポケットWi-Fiはリスキー?
ポケットWi-Fiは通信速度が不安定で部屋の中でもWi-Fi端末をおく場所によって通信速度が大きくブレるし、最悪圏外の場合があります。
自分の部屋の通信環境が悪いと使い物にならないのですが、入居前に通信環境を確認する方法がないので、リスクがつきものです。
コスト面ではポケットWi-Fiの方がお得な場合が多い?
コスト的には月々の費用で見るとポケットWi-Fiの方が割安です。
ただし、契約期間に縛りがある場合は契約期間中に解約をすると解約料が取られます。
単身赴任が終わったら即、ポケットWi-Fiを解約したい場合はタイミングがぴったり合わないと解約料を支払う可能性の方が高くなります。
光回線との月額費用の差と場合によっては回線導入の工賃、それとポケットWi-Fiの解約料を考えると、どちらも一長一短ですね。
まとめ|自分のパソコン使用状況を把握することが大事!
僕はポケットWi-Fiで4年間過ごしてきていますが、こうやって比較するとポケットWi-Fiはつながらないリスクが大きいですね。
幸い僕の部屋ではポケットWi-Fiが使えましたが、楽天に乗り換えた初日はパートナー回線につながってどうなることか不安でした。
操作性が多少悪いけど、単身赴任が終わったときにも便利に使いたいならパソコンはノートにして部屋で安心してネット回線を使いたいならノートパソコンの機動力は損なわれるけど光回線にした方が安心かもしれません。
どうしてもノートパソコンを外出先で少しだけネット回線に繋げたい場合は、スマホのデザリング機能を使うのもありかもしれませんね。
インターネットは生活に欠かせないものなので、慎重に検討しましょう。
以上、参考になれば嬉しいです^ ^
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